2023年4月9日(第2主日)

説教「心は内で燃えていた」

聖書箇所:ルカの福音書24:13〜35

1)本日の箇所はスイスの画家ロバート・ツンド作「エマオへの道」やオランダの画家レンブラント作「エマオのキリスト」の絵画で知られる記事。二人の 弟子(一人の名はクレオパ)がエルサレムからエマオという村に向かった。 道々彼らは、聞いたばかりの「復活」について話し合っていた。そこに見知らぬ人が近づき「語り合っているその話は何のことですか」と尋ねた。

2)最終的に、彼らはその見知らぬ人がイエスと分かった(31 節)。イエスが「ご自分について聖書全体に書いてあることを彼らに説き明かされた」時(27 節)、彼らの心は内で燃えていたことを悟った。なぜ、燃えたのか?
① イエスについての認識を改めた。(← トマスの信仰告白を参照)

② 十字架についての考えを改めた。(→ 十字架は挫折でも敗北でも恥でもなく、栄光に入るための苦しみ)

③ この世の権力についての考えを改めた。(→ 十字架につけることはできても、イエスをいつまでも死に留めておくことはできない)

④ 復活したイエスは共にいてくださる方であることを知った。(→ 誰を恐れ る必要があろうか。「見よ。わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたとともにいます。」 マタイの福音書 28 章 20 節)