2022年12月18日(第3主日)
説教「闇に輝く光の到来」
聖書箇所:ヨハネの福音書1:1〜13
1)神のことばであるイエス・キリスト(1〜5 節)。「初めにことばがあった」の表現は創世記1章1節を想起させる。しかし創世記の「はじめに」とヨハネ福音書の「初めに」の意味は異なる。後者は時空を超越した永遠の初めを意味する。「ことば」=「いのち」=「光」=「この方」。聖書は神のことばが「イエス」であると証言している。
2)エホバの証人は「ことばは神とともにあった」の「神」にはギリシャ語の定冠詞があるのに「ことばは神であった」の「神」には定冠詞がないからイエスは神ご自身ではないと主張する。これに対する反論は、①同福音書の他の箇所(「神」に定冠詞が無い箇所: 1:12、18 等やイエスが神と呼ばれ定冠詞のある箇所: 20 : 28。次の29 節でイエスはトマスの告白を拒否していない) ② グランヴィル・シャープの法則(一つの冠詞が複数の名詞の前に置かれているとき、冠詞は複数の名詞を関連づける。英語の例 “the A and B”) *スペースの関係で以下略。