2022年10月9日(第2主日)

説教「神の像とふさわしい助け手」

聖書箇所:創世記1:26〜27;2:7、18〜25

1)人は神の像(かたち)に創造された。独自の、自由な、主体性を持ち、創造的能力を備えた人格として創造された。神はご自身を「われわれ」(1: 26) と表現される。キリスト教の教理「三位一体」を暗示する神観。共同体性。

2)聖書は「(神は)男と女を創造された」ではなく「男と女に彼らを創造された」と述べる。似て非なる表現の違いが重要。男も女もそれぞれ、独立の人格を持ち、互いに自由である。どちらかが支配したり従属する関係ではない。

3)しかし「われわれ」と言われる神の像であるなら、人格は孤立していてはいのちを失う。人格は他の人格との交わりを求める。愛と信頼の交わりを。

4)この人格の交わりの根本には神との交わりがある(2 : 7)。いのちの息。原語で「息」と「霊」は同じ語。神との交わりの根拠は人が霊的存在であること。