2022年7月3日(第1主日)

説教「リーダーシップの委譲」

聖書箇所:出エジプト記18:13〜27

1)モーセが民に代わって神の前に出ること(19 節:責任を委譲して管轄下の問題を処理させるにしても、モーセが神の前に民を代表する人物であることは共通認識としておく。

2)民に神の掟とおしえを与えて、民が生活する場合の一般的基準を知らせること(20 節):末端の判断とさばきがモーセ自身のそれと同一でなければ契約の民としての統一性は保てない。リーダーに依存するだけではダメ。

3)神を恐れ、誠実で力のある人たちを千人の長、百人の長、五十人の長、十人の長などとして立て、彼らに民の世話を分担させること(21 節):人選において間違いがあってはならない。人選の規準は厳しく定められた。

4)大きな事件はだんだん上位の者に委ねてさせ、最も大きな事件だけモーセが処理すること(22 節)。責任委譲とは、重荷を互いに担い合うこと。

5)委譲の際の留意点:山本五十六の名言「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、誉めてやらねば、人は動かじ」