2022年５月１日（第１主日）

説教「神の霊によって仕事に取りかかれ

聖書箇所：ハガイ１：１〜４、２：１〜４、ゼカリヤ４：１〜６

バビロン捕囚からの帰還(前538年)。神殿再建の基礎完成(前 536 年)。キュロス王の死(前530年)によりにユダヤ人の帰還は中止され、 カンビュセス王の非寛容政策により神殿再建の熱意は削がれた。以後 10 年 間再建工事は凍結された。その間、在位わずか 2 ヶ月のガウマタを継いで前 522 年にダレイオス王 (ハガイ 1:1 ; ゼカリヤ 1:1)が即位した。治世第 2 年に主の啓示が両預言 者にあった。「仕事(神殿再建)に取りかかれ」である。再建凍結の責任は 敵にあるのではなく、ユダヤ人自身の無気力にあった。第二神殿は前 516 年に完成。建設を担った人々はイスラエルの歴史の「中興の祖」となった。